よくある質問

ある程度の速度で歩く目安を教えてください。

中強度の歩行を心がけてください。年齢により異なりますが、何とか会話のできる早歩きのことです。この歩行を「1日20分かつ、早歩きの歩行も含めて8,000歩」行って下さい。これ以上行っても効果は変わらないというデータ結果があります。また、1日7分かつ5,000歩から効果があるようです。

中強度の歩行てどのくらい?

具体的には、3メッツで時速4.5㎞ 4メッツで6時速6㎞ 5メッツで時速6.5㎞となります。これをランニングマシンで訓練していただきます。

続けて歩くのは大変では?

1日のうちで合計20分になればOK。更に1週間の平均が1日20分でも良いので、ご自身の生活スタイルや天候等を考慮して無理なく行えます。

じゃどうやって測るの?

活動量計で測ります。年齢や目標強度を予め入力して入浴と就寝以外は携行します。歩行中は歩行速度が達しているか確認しながら調整して歩くように心掛けます。

メッツ健康法ってそんなに効果があるの?

医学博士の青柳先生が群馬県中之条町の町民5,000人に活動量計を携行してもらい14年間データを取り続けた結果、生活習慣病の町民がほとんど居なくなり、中之条の軌跡と言われているようです。

メッツ健康法を初めるには?

長年、早歩きをせずにいた足腰は筋力が衰えています。この状態では、早く歩こうにも足が前に進みません。当治療院では、こうした方たちが活動量計を携行して早歩きができるようサポートいたします。

骨粗しょう症なのですが、早歩きしても大丈夫ですか?

徐々に始めてもらうことが大切ですが、骨にとっては適度な刺激となり逆に丈夫になります。

1日1万歩以上歩いていますが、だめなのですか? なぜ中強度の歩行でないと体にとって良くないのですか?

筋肉を収縮することが重要で、そのためのエネルギーとして細胞内で合成するATPが必要となります(ブドウ糖を酸素で解糖して生成)。このATP産生には酸素が欠かせません。そのために、より多くの酸素を供給するために呼吸数を増加して、心臓の拍動数も増し、より多くの血液を筋肉へと運びます。
中強度歩行により足先の筋肉が収縮するので、血流量を増加するために、体の毛細血管の数も増しながら血液を足先の抹消
へと送ります。結果的に細胞の活性化にもつながります(皮膚の老化防止など)。
血流量増加は筋肉のみならず肺・心臓・脳に対しても良い効果をもたらす事が分かっています。
こうした血流量を増加するための歩行が中強度の歩行というわけです。従って、ゆっくりな歩行では健康維持・増進への効果は低いことになります。

運動すると良いことは分かっていますが、どの様な運動を行えば、どれ程の効果があるのですか?

有酸素運動を行います。最大心拍数の7~8割程度で長時間継続可能な中程度の負荷の運動のことです。最大心拍数とは【220-年齢】で求めます。
 
有酸素運動を行うことによって多くの健康促進効果が期待できます。
心肺機能、酸素摂取能力の改善、 呼吸筋を発達させ、外呼吸(肺と外部との空気の循環、体内への酸素のとりこみ)をよりスムーズにする。
心筋を発達させ、血液の循環をより効率的にする。また、平常時の心拍数を下げる。
骨格筋中の毛細血管の新生を促す。
冠動脈疾患の危険性の減少  安静時の血圧を低下させる。
血液中のLDLコレステロール、中性脂肪を減少させ、HDLコレステロールを増加させる。
体脂肪を減少させる。
慢性疾患の発症率低下。特に、冠動脈疾患、高血圧、大腸がん、2型糖尿病、骨粗鬆症の発症率を低下させる。
不安や抑うつ感を軽減し、健全感を高める。
脳細胞の増加を促し、脳の記憶機能を活性化する。勉強の4時間後の有酸素運動は特に有効的。
この様に数多くの効果が得られます。
 

骨盤矯正を行えば、足腰の痛みや肩こりは良くなりますか?

骨盤が歪むことで、脊柱管に負荷をかけて脊髄神経に影響を及ぼすことはありますが、骨盤に付く筋肉は大きい為、1~2回の手技で骨盤の左右差、前後傾、開きが無くなり正常な状態になることはありません。
左右差に大きく関与する筋肉の代表は腰側にある腰方形筋です。この筋肉の柔軟性がなくなる事で左右差が生じます。また、骨盤前面全体に付いている腸腰筋は前後傾、開きに影響しますので、筋力と柔軟性向上に努めてください。産後は特に、これらの筋肉のトレーニングに努めることが大切です。

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